モンテッソーリの学び

桜美林幼稚園のモンテッソーリメソッドの特徴

モンテッソーリメソッドとは、20世紀初頭にイタリアの精神医学者であり教育者であるマリア・モンテッソーリが脳科学、心理学、生物学といった科学的側面と観察研究によって確立した教育法です。100年余の間に世界中に普及し教育界に大きな影響を与えてきました。
彼女は幼児期にのみ現れる特殊な能力「吸収する精神」によって鋭敏になる感受性に着目し、この時期自由に活動できる適切な環境が与えられると、子どもは優れた認知能力と自ら学ぶ力によって成長することを発見しました。これは今新たに発達心理学や脳科学の分野で再認識されています。

私たちはモンテッソーリメソッドを「おしごと」と呼び、園児たちはそれぞれの興味や発達に合わせた「おしごと」をします。私たちは、「子どもたちが自ら学ぶ」ことを大切にしています。
きっかけを与えたあとは、子どもたちが満足し、納得いくまで、その「おしごと」に集中して取り組むのを見守り寄り添います。

「おしごと」によって自発性・感性・判断力を育てる

大人とは違った学び方をする0~6歳という時期に、感覚器官と第二の脳といわれる手を使った活動を通して知性が育つ道筋を援助します。
それぞれの興味や発達に合わせ、日常生活の練習、感覚教育、数教育、言語教育、文化などの分野の活動(=おしごと)をします。
大人は生きるために仕事をしますが、子どもたちも生涯人生を豊かに生き続けるために、今懸命に自分の心と体を建設しています。
子どもの「おしごと」は、大人の考える遊びとは違い、生きる力を得るための活動なのです。
だからこそ、私たちはその「おしごと」に真摯に向き合い、子どもたちの生命の声に従って自分で自分をつくるための「おしごと」を心を込めてお手伝いしています。
「おしごと」は一斉ではなく、各自好きな「おしごと」を選び、好きなだけ繰り返せる自由があります。自分の意思で行動を決める力、繰り返しの中で集中力も育ち、次第に心と体が一致していきます。

自ら学ぶ力が育つ

子どもには優れた知性と手を使って環境に働きかけながら学ぶ力があります。大人は不必要な介入をせず、子どもが自由に活動し集中できる環境を準備することで、こどもが自分一人で解決できるための手助けをします。

身近なところから始まる平和教育

幼児期の特殊な感受性と学び方を理解すると、大人と子どもの間に生まれる多くの葛藤が解決します。 互いに理解しあえるという身近なところから、平和の種まきが始まります。

心身を育む環境

体をつくる栄養は「食物」心をつくる栄養は「 環境 (物的環境 人的環境)」。不足すれば育たない、多すぎると消化不良を起こします。質量、鮮度、バランス、良いものを適量にという考え方は、心も体も同じです。

活動のサイクル

心と体が一致していく大切なこの時期、自己選択と繰り返しができる自由な環境、そして危険のない限り余分な手出しや口出しはせず、子どもの試行錯誤を見守れる保育を心掛け、「自分できた!」という経験を増やしていきたいと願っています。

私たちはモンテッソーリメソッドを「おしごと」と呼び、園児たちはそれぞれの興味や発達に合わせた「おしごと」をします。
幼稚園園舎に隣接する緑の屋根の建物は、モンテッソーリ専用に環境を整えた「おうち」です。
この施設では、モンテッソーリメソッドの教材や副教材を使用して、学年ごとに保育の一環としてディプロマを持った教員が中心になって「おしごと」の提供をしています。

※「おしごとのおうち」での活動は4歳~5歳児からです。3歳児は2学期まで各クラスで日常生活の練習を中心に行います。活動は週2日です。