建学の精神に基づき、よりよい教育を目指す
桜美林幼稚園の成り立ち
桜美林学園の創立者・清水安三は、1917年に宣教師として中国の瀋陽(奉天)に渡り、最初に行なった事業が児童館の開設でした。
安三は、教会の庭にブランコやすべり台を作り、この遊園地に毎日集まってくる大勢の子どもたちに日本語を教えたり、スウェーデン式の体操をやらせたりして子どもたちを育みました。
清水安三は幼児教育について次のように述べています。
本学園が、幼稚園のために努力奮闘しているわけは、幼児教育なるものが、非常に大切なものであるためである。少々声を強めて言うならば、幼児教育なるものは、初等・中等教育、さては、高等教育にもまして教育上、より大切なものであるかも知れない。
おおよそ子どもたちは、1歳から10歳までは、11歳から20歳までよりも周囲の感化を受け易いのである。そうであるならば、幼稚園時代すなわち1歳から5歳までの幼児こそは、何れの年代の子どもよりも、より多く感化を受け易いわけである。そうと知れば、何人も何はさておいても、幼稚園時代の教育をば、大いに重んずることであろう。
桜美林幼稚園は幼児教育に力を注ぎ、建学の精神に基づいたよりよい教育を目指し努力し続けています。
桜美林学園の歩み
1918年 | 本学園の創立者・清水安三、中国奉天に児童館を開設 |
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1921年5月 | 中国北京の朝陽門外に崇貞学園創立 |
1946年5月 | 敗戦から帰国後に桜美林学園創立 |
1947年4月 | 桜美林中学校を開校 |
1948年4月 | 桜美林高等学校を開校 |
1950年4月 | 桜美林短期大学を開学 |
1966年4月 | 桜美林大学を開学 |
1968年3月 | 桜美林幼稚園を開園(初代園長に清水安三) |