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2023.06.01

大学公開シンポジウムのご案内

桜美林大学から、公開シンポジウムのお知らせをいただきましたので、ご案内します。

主催者からの案内文【抜粋】
 これまでの定例研究会では、終末期ケアの実践に関わる宗教者を中心に、「死後の世界」に関わる死生観の問題を深めました。仏教、神道、キリスト教の死生観、死後の世界観などを念頭に置きつつ、実践する宗教者個人の死生観、死後観を聴き取りながら、その世界観と死の看取り、死の受容との関わりについて考えています。
 そして2023年度は、「ことば」では語りえない死の向こう側の多元的世界を表現して、皆様に<死後の世界>を体感していただくことを目的としてシンポジウム「パレスカトロジーの宴」を企画しました。パレスカトロジーはJohn Hick (1922-2012)の造語で、Para十eschata+logos=Pareschatology、最後の事柄についての教えに由来します。パレスカトスというギリシャ語は「最後から二番目の」という意味で、終末を研究するエスカトロジーになぞらえて、ヒック先生は「パレスカトロジー」という言葉を提唱されました。午前中はチャペルで、パイプオルガンや能などの芸術において、死後世界を表現することを試みます。そして午後には、分かち合いの時間を企画しています。